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災難は降って湧くというのは大昔から言われていることだが、今回は運が悪すぎたといえる。
なんの話かといえば雷の話だ。パソコンの話だ。まぁ、つまりそういうことだ。
ここ数日のうち、九月頭の台風が季節外れの暑さを伴って列島を襲い、世の中では多くの犠牲が払われることとなった。
中には命を落とした人、病気やケガを負った人もいて、それに比べれば僕の見舞われた災難などへの河童というようなものかもしれないけれど、それにしたって哀しいものは哀しい。
より正確には台風のせいではない。
連日30度越えの夏日が続く残暑がふっと緩んだ今日は27度前後。さもありなん。雲量10の曇天でところにより雷雨を伴うという悪天候で、台風一過などなかったかのように天気は気まぐれに雷を落として見せた
僕の見舞われた不幸がどういうものか端的に話をすると、近所に落ちた雷サージが僕のPCを焼いた、というよりほかないだろう。
雷サージというのを知らない人に説明すると、鉄塔なり電柱なりに落ちた雷が電線を伝って近隣の住宅に過剰電圧や過剰電流となって襲い掛かる現象である。
僕の住んでいるところは平野部からは少し離れた山の上で、標高はそれほど高くもないのだが、どういうわけか雷の影響をよく受ける。
前にも一度、家のルータが雷サージを受けてショートしたことがあった。
冗談のようだが居間の空気が焦げ臭くなったのを僕たちの家族はよく覚えている。火災などが起きなくて良かったとも言えるが、しかし、ともかくネットに数日つながらないというので実害はそれなりに大きかった。
はたして、今回餌食になったのは僕のPCだ。
もっぱらゲームとネットサーフィンの為に利用しているこのPCだったが、落雷の影響でPC内部のDDR3 4GBのメモリが一枚だけメモリ不良を起こし、その結果、PCの電源がいきなり落ちた。さらに不測の電源断によって、Cドライブとして利用していた128GB ADATAのSSDがそれを機に一切の応答を見せなくなった。BIOSには『いないもの』にされていた。
このメモリの方は以前にPC内を分解掃除した時にも少し怪しい挙動を見せたことがあって、その時はPC回路の完全放電からメモリの挿しなおしで動いた。だましだまし動かしていたメモリともいえるので今回でお釈迦になってしまうのも無理からぬ話なのかもしれない。
だが、だからと言ってSSDを道連れにして見せるのはあまりにも酷な話といえるだろう。ましてCドライブである。一人で逝くのが寂しかったのなら連れ添いで逝くべきはSSDではなく、デュアルチャンネルで長い時を共に過ごしたもう一枚の4GBメモリであるべきではないだろうか。
そう思ったのだが、それは所詮、残された側の未練ともいうべきものだろう…。
いや、ちがう。違わないけど未練がましくなるのも当然ではないか。なぜならそれは、ハードウェアの問題だけではなく、OSもまた逝ってしまったということなのだから。
今回のことで失ったのは、メモリ一枚とSSD、SSD内にあったデータ(OSを含み、かつ、ここ四年間のPCでの活動とその記録)であった。
写真データなどはまだいいにしても書きかけのポエムや小説、ゲームシナリオ、が一切合切トんだのは、さすがにぐったりと体を横たえるほどのダメージとして今痛感している最中である。
それらに費やした時間も手間も帰ってこないのだ。
まぁ、僕もアナクロな人間なのが幸いしてか、まだそうした活動もペーパーメディアの方が多いのでなんやかんや復旧できるものがありそうなのが救いだろうか。
とにかくPCが動かないままだと非常に困ったさんなので、仙台で唯一頼れるレベルの(何でもそろう)家電量販店、ヨドバシへと足を運び、クルーシャルのSSD500GBとCFDの8GBメモリ2枚(どさくさに紛れてメモリ増設)とWin10 OSのPCビルダー用の少し安いディスク(いわゆるDSP版)のやつと雷サージに対策のブレーカー搭載型電源タップをそれぞれ買い、出費は35000円だった。
全き無辜の私に降って湧いた災難としては35kは激痛である。
今月頭に神社で大吉を引いたご利益はどこで使ったのか、もう使い果たしていたのかもしれないなと思った。
なんの話かといえば雷の話だ。パソコンの話だ。まぁ、つまりそういうことだ。
ここ数日のうち、九月頭の台風が季節外れの暑さを伴って列島を襲い、世の中では多くの犠牲が払われることとなった。
中には命を落とした人、病気やケガを負った人もいて、それに比べれば僕の見舞われた災難などへの河童というようなものかもしれないけれど、それにしたって哀しいものは哀しい。
より正確には台風のせいではない。
連日30度越えの夏日が続く残暑がふっと緩んだ今日は27度前後。さもありなん。雲量10の曇天でところにより雷雨を伴うという悪天候で、台風一過などなかったかのように天気は気まぐれに雷を落として見せた
僕の見舞われた不幸がどういうものか端的に話をすると、近所に落ちた雷サージが僕のPCを焼いた、というよりほかないだろう。
雷サージというのを知らない人に説明すると、鉄塔なり電柱なりに落ちた雷が電線を伝って近隣の住宅に過剰電圧や過剰電流となって襲い掛かる現象である。
僕の住んでいるところは平野部からは少し離れた山の上で、標高はそれほど高くもないのだが、どういうわけか雷の影響をよく受ける。
前にも一度、家のルータが雷サージを受けてショートしたことがあった。
冗談のようだが居間の空気が焦げ臭くなったのを僕たちの家族はよく覚えている。火災などが起きなくて良かったとも言えるが、しかし、ともかくネットに数日つながらないというので実害はそれなりに大きかった。
はたして、今回餌食になったのは僕のPCだ。
もっぱらゲームとネットサーフィンの為に利用しているこのPCだったが、落雷の影響でPC内部のDDR3 4GBのメモリが一枚だけメモリ不良を起こし、その結果、PCの電源がいきなり落ちた。さらに不測の電源断によって、Cドライブとして利用していた128GB ADATAのSSDがそれを機に一切の応答を見せなくなった。BIOSには『いないもの』にされていた。
このメモリの方は以前にPC内を分解掃除した時にも少し怪しい挙動を見せたことがあって、その時はPC回路の完全放電からメモリの挿しなおしで動いた。だましだまし動かしていたメモリともいえるので今回でお釈迦になってしまうのも無理からぬ話なのかもしれない。
だが、だからと言ってSSDを道連れにして見せるのはあまりにも酷な話といえるだろう。ましてCドライブである。一人で逝くのが寂しかったのなら連れ添いで逝くべきはSSDではなく、デュアルチャンネルで長い時を共に過ごしたもう一枚の4GBメモリであるべきではないだろうか。
そう思ったのだが、それは所詮、残された側の未練ともいうべきものだろう…。
いや、ちがう。違わないけど未練がましくなるのも当然ではないか。なぜならそれは、ハードウェアの問題だけではなく、OSもまた逝ってしまったということなのだから。
今回のことで失ったのは、メモリ一枚とSSD、SSD内にあったデータ(OSを含み、かつ、ここ四年間のPCでの活動とその記録)であった。
写真データなどはまだいいにしても書きかけのポエムや小説、ゲームシナリオ、が一切合切トんだのは、さすがにぐったりと体を横たえるほどのダメージとして今痛感している最中である。
それらに費やした時間も手間も帰ってこないのだ。
まぁ、僕もアナクロな人間なのが幸いしてか、まだそうした活動もペーパーメディアの方が多いのでなんやかんや復旧できるものがありそうなのが救いだろうか。
とにかくPCが動かないままだと非常に困ったさんなので、仙台で唯一頼れるレベルの(何でもそろう)家電量販店、ヨドバシへと足を運び、クルーシャルのSSD500GBとCFDの8GBメモリ2枚(どさくさに紛れてメモリ増設)とWin10 OSのPCビルダー用の少し安いディスク(いわゆるDSP版)のやつと雷サージに対策のブレーカー搭載型電源タップをそれぞれ買い、出費は35000円だった。
全き無辜の私に降って湧いた災難としては35kは激痛である。
今月頭に神社で大吉を引いたご利益はどこで使ったのか、もう使い果たしていたのかもしれないなと思った。
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