懐メロの夏色

2018年9月1日 日常
この長い長い下り坂を、というくだりで有名な僕の思春期の頃の曲を久しぶりにふと耳にして、どこかノスタルジックな気持ちで聞いていると五時半の夕焼けが歌詞に出てきた。

暑い夏の時期を考えていたけれど、そうなるとこの曲にあるような五時半に夕焼けは見られないだろうからこれは随分と日の進んだ、ともすれば晩夏の頃か、とひとり納得していたのだが、どことなく引っかかってしまって、ちょうど全国各地の日の入りの時間を算出できるサイトを発見したので5時半ごろに夕焼けを見られるのはいつ頃なのかと検索するとなんと日の入りの比較的早い緯度の高い地域、北海道や東北地方で9月の16日前後であることが判明した。
関東や近畿以南ではもっとずっと後のことになる。

それで、じゃあ9月半ばで夏かといわれるとさすがに肌寒くもなる秋だろうと思う。南方ではもっと時期が遅いから残暑を感じているとしても時期は下るので、すわ夏かといわれると首を捻るところでもある。
同様の疑問を誰か提起しなかったかと検索してみれば出るわ出るわ、テレビでもそういう指摘が上がっていたくらい有名な話らしかった。今更目新しい話題でもないのだが、事あるごとに指摘される方も大変だ。

いやいや、そうじゃない。
なにかこう批判的な気持ちでいるわけではなくこの歌詞では五時半の夕焼けでいいのだろうと私は思う。

たとえこの「五時半」が六時、七時では歌詞の語呂が悪くなるからだという理由だったとしても、こうした叙情的な詩についてはある種のロマンティックなファンタジーが逆に人をとらえる魅力になっているのかもしれないなと思った今日この頃。

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