今一生懸命読んでいる本の名前である。
同名の歌もあるらしい。
著者は阿久悠。歌の作詞も阿久悠である。
実際、作詞家としての方が有名で、永六輔や中村八大らとともに昭和歌謡界の影の立役者というべき人物でもある。
この小説の初版が95年に発行であるのでおよそ30年以上前の本なのだが、シニカルなユーモアに富んだ表現が文章の端々にちりばめてあって自分にはひどく面白い。
特に気をてらった文は一行もない。クセのあるリズムを取っているとか独特の言い回しを多用するとかそういうわけでもない。フラットな文章の中に時代を生きた某氏の経験と熱が作品の中に生きているという点に引き込まれてしまったのだと思う。
まだ読み終わっていはいないのだが、なにか好みの文章に出会えたというのが昨今味わっていない無性の喜びを思い出させてくれた。
氏のような文章が書けるようになりたいと切におもう。
同名の歌もあるらしい。
著者は阿久悠。歌の作詞も阿久悠である。
実際、作詞家としての方が有名で、永六輔や中村八大らとともに昭和歌謡界の影の立役者というべき人物でもある。
この小説の初版が95年に発行であるのでおよそ30年以上前の本なのだが、シニカルなユーモアに富んだ表現が文章の端々にちりばめてあって自分にはひどく面白い。
特に気をてらった文は一行もない。クセのあるリズムを取っているとか独特の言い回しを多用するとかそういうわけでもない。フラットな文章の中に時代を生きた某氏の経験と熱が作品の中に生きているという点に引き込まれてしまったのだと思う。
まだ読み終わっていはいないのだが、なにか好みの文章に出会えたというのが昨今味わっていない無性の喜びを思い出させてくれた。
氏のような文章が書けるようになりたいと切におもう。
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